風水の基本『陰陽五行説』とは?

陰陽五行説とは

風水とは、いまから約四千年前に中国で発祥した「気」の力を利用した環境学です。
人の運は環境で変わる。これが風水の根本的な考え方です。

風水の基本の考え方として『陰陽五行説』が深く関わってきます。
陰陽五行説とは、「陰陽説」と『五行説』が組み合わさったものをいいます。

風水は良い気を集めて良好な環境を整えることで運気をつかむことを目的にしています。
その時に「陰陽説」と「五行説」を基本にし、自然界を「木・火・土・金・水」の5つの分類してお互いの相性を考えていくのです。

陰陽説とは?

「陰陽説」とは物事には「陰」と「陽」の相反する2つのもので物事が構成されているという考え方です。
例えば男と女、明と暗、天と地、表と裏、上と下、凸凹、善と悪、吉と凶、太陽と月などがあります。
陰陽説では陰と陽のバランスがとれているほうが良いと考えられています。

私たちの先祖は元々女性のみでしたが、子孫をつくるという目的で男性が後からつくられたといいます。つまり女性だけは子孫が繁栄しないため「男性」が必要になったのです。
戦隊モノのキャラクターでもヒーローだけでは物語が成り立ちません。悪役がいるからこそ主役が輝くのです。
すべてのものは相反するもののバランスがとれているほうがよいのです。

【陰陽の例】

太陽

五行説とは?

五行とは「木・火・土・金・水」のことを指し、すべてのものはこの五行から成り立っていて、それが結び合ったり循環していくなかであらゆる現象がでてくるという考え方です。

インテリアで例えると、床のフローリングは「木」の気、コンロは「火」の気、漆喰壁や陶器製の花瓶は「土」の気、ドアのハンドルは「金」の気、お風呂は「水」の気に当てはまります。

人間関係でも相性のいい人悪い人がいるように、この5つの気を持つ性質でも相性のある・なしがあります。
この相性のことを「相生(そうじょう)と相剋(そうこく)の関係」といいます。

相生とはお互いを助け合い生かしあって運を上げる関係。つまり相性がよい関係のことをいいます。

「木」と「火」の相生の関係でいうと、木は火で燃えます。火は木を燃料とすることでさらに燃え盛ります。
木と火が合わさると燃えるころでお互い生かしあいます。これが「相生の関係」です。

相剋とは対立しあって運気を下げてしまう関係。つまり相性の悪い関係をいいます。


「木」と「土」の関係でいうと、木は土の養分を吸い取り、土はやせこけてしまいます。
木と土が合わさると対立してしまう関係。これが「相剋の関係」です。

ここで言えることは、すべてバランスが大事だということです。
例えば、金運を上げたいからといって「金」の性質のアイテムのみを用いても気が乱れます。
「金」と相性のよい「土」を入れることで金運に効果がでたということもあります。

偏ったダイエットをすると体に変調をきたすように、風水では生気を生み出すためのこの五行の組み合わせが重要なポイントになっており、併せて自然界の流れに沿うことが最も良い状態に導くことになるのです。

それぞれの五行の運気

それぞれの五行のつかさどる運気は以下の通りです。

五行 運気
仕事運、発展運、勉強運
美容運、ステイタス運、人気運
結婚運、家庭運、不動産運
金運、スポンサー運、事業運
恋愛運、交際運

風水の基本『陰陽五行説』とは? まとめ

風水は家を含めた環境すべてを見ていくものですが、インテリア風水は家の中の空間をより良い状態に導き、運気を築いていくためのものです。

インテリア風水の目的は、五行の組み合わせを応用し、家の中に生気を生み出していくことにあります。
インテリア風水は最も効率的に生気を家の中に吸収し、そこに住む人の運気をかんたんに上げることができる方法なのです。

陰陽五行説とは

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iroha

風水インテリアコーディネーター。
恋愛運UPの風水インテリアを始めたら、すぐ彼ができて結婚できたのをきっかけに風水にはまる。
必要最低限のモノだけで大好きなヒトやモノに囲まれて暮らそうがモットー。インテリアコーディネーター資格所持。